|
|
ヘルマン・デ・フリース/herman de vries
|
|
|
主な展示会 |
1957 |
|
「自然と芸術」ステデリック美術館/アムステルダム |
1964 |
|
「基本的に白」ニュービジョンセンター/ロンドン |
1981 |
|
「流れのドキュメント」アポロハウス/アイントホーフェン |
1985 |
|
「芸術家たちの本」ポンピドゥー・センター/パリ |
1990 |
|
「芸術における自然について」メセパラスト/ウィーン |
1991 |
|
「地球、命と詩、具体美術の空間」ロイヤル植物園 ムアン・ソルトゥ/エジンバラ |
1992 |
|
「沈黙について ザヘータ」/ワルシャワ |
1993 |
|
「山の上の彫刻」/ワーゲニンゲン農業大学 |
|
|
|
|
|
ヘルマン・デ・フリースは1931年にオランダのアルクマールで生まれ、
1970年からドイツの小さな村エッシュナウで暮らしています。
造園土木を学びフランスで農業に関する仕事につき、その後オランダで植物保護事業に従事、1953年からアーティストとして活動を開始しました。
彼の芸術のテーマは植物界への愛情であり、彼にとって生物学は科学ではなく詩的なものとして捉えられ、彼の作品は自然界への深い知識によって人と自然の関係性を表現しています。
彼のアートワークは意識にとらわれず、ニュートラルなもので、つまりアーティストの見解が作品を観る人の見解までを拘束したりせず、各々が自由に解釈できるのです。
デ・フリースは世界を構成する要素は全て平等な“トータル・コンセプト”であると考えます。彼が目指す自然と芸術の調和は禅や仏教に根付いています。
それは、文字においても平等の意識から彼自身の名前に大文字を使わず、すべて小文字を用いること、
また文章においてもその方法を好んでいる点にも現れています。
自然からモチーフを集め、あるがままに見せる、その表現には象徴的な意味はなく、ただ存在だけがあります。
彼は自然に加工して芸術作品を創り出そうとはしません。
なぜなら彼にとって自然と芸術は等価なものであるからです。 |
|